• Web・GIS系システム
  • 2023.04.20

Web・GISシステム

システム概要

Webをベースとした地理空間・地図情報の共有及び利用を実現し業務を支援する統合プラットフォームシステム

スマートフォンアプリから施設や人工構造物など地域的に存在する情報と位置情報を紐づけて、地図上にマッピングしデータ登録を行うことで、WebをベースとしたGISシステムから、場所の特定や付加情報を一元的に管理できるシステム。活用シーンとしては、点検、保守・修繕業務など現場作業者がデータ登録し管理者側で共有されたデータの情報検索や集計、レポートの作成などを行う。

利用業種

  • 公共自治体

開発目的・システム導入のメリット及び効果

開発目的

  • ・従来は紙により手書きで現場記録をとり、記録情報をもとにレポート作成を行っていたが、業務効率が悪く負担がかかるため、システムにより現場にて位置情報と記録情報のデータを登録し、登録データをもとにレポート作成を自動化したい。
  • ・システムの地図からデータの検索を行い記録現場の位置を特定したり、地図上の位置にプロットされた記録情報を俯瞰して参照したり、点検・保守の計画を立てる目的などで地図情報により確認を行いたい。

システム導入のメリット・効果

  • ・ペーパーレス化による用紙代の節約やレポート用紙の管理費の削減。
  • ・レポート業務におけるデータ検索や集計処理の効率化。
  • ・Webシステムの地図により迅速な現場位置の特定。

システム特徴

開発言語

  • PHP、HTML、javascript、CSS:WEBアプリケーションの画面制作を行うためのプログラミング言語。
  • Andorid java:スマートフォン用アプリ制作を行うためのプログラミング言語。

環境

①サーバー環境 (記録データの検索・照会、地図データの表示などを行うWeb環境)

  • AWS S3:システムから出力された帳票やファイル類を保管するクラウドストレージ。
  • AWS EC2:LinuxやWindowsなどのOSを構築できる仮想サーバー。
  • AWS Backup:オペレーティングシステム、データのバックアップを行うサービス。
  • Apache:Webサーバー。
  • Amazon Linux 2:サーバー用オペレーティングシステム。
  • PostgreSQL:データベース。
  • QGIS:地理情報システムの閲覧、編集、分析機能を有するソフトウェア。

②クライアント(現場の記録データを登録するスマートフォン)

  • AndroidOS:スマートフォン用オペレーティングシステム

システムの構成要素・アーキテクチャ

  • AmazonWebServiceを活用したWeb GISサービス。
  • 現場でデータの入力を行えるスマートフォンとデータの同期を行い、データ管理を行うWeb及びGISサーバーで構成。
  • *構成要素については、開発言語・環境に記載。

主な機能

  • スマートフォンアプリ機能:地図表示、現場位置情報登録、カメラ撮影・写真添付、施設の付加情報登録、コメントの登録
  • Web GIS機能:記録場所の地図表示・検索、登録データの検索、データ分類・件数の集計、レポートの作成

開発秘話・苦労話

このシステムで重要な箇所である地図画面について、登録したデータや背景の地図画像などを実際に地図上に表示させた際に意図していない地点の情報として表示されることがありました。
原因は取得元によって座標系が異なることでしたが、開発当初はそういった知見を持ち合わせていなかったため、処理側の問題として解決しようとしていました。

GISツールを使用して対象データを判定することができたため、あとは座標変換の処理を導入し、テーブル格納時にシステムで使用できるようになりました。
その後、GISツールを活用することで様々な座標データを扱えるようになりました。

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