侵入監視システム
システム概要
施設の外周や特定エリアに張り巡らされたセンサー(テンションセンサー、赤外線センサー、画像センサー)と監視カメラ群を監視し、侵入等をリアルタイムにアラート通知する監視室向けのシステム。アラートはDBに保存され、過去の検知内容とカメラ映像を検索し再生することができる。
利用業種
- 特定の重要施設
開発目的・効果
- ・アラート発生時に、発生場所・センサーの種別といった情報を監視員に分かりやすく文字表示できる。(全PCと大型モニターに対して表示)
- ・同時に大型モニターでアラート発生状況を俯瞰視することができる。
- ・タッチパネル導入により、より直感的に操作できるようになった。
- ・現システムでは1000台ほどの監視カメラを制御しており、任意の監視カメラへの映像切替が平易な操作で行える。
システム特徴
開発言語
- .NetFramework(vb.net、C#)
環境
- WindowsServerおよびWindows10
- DBはSQLServerを使用
システムの構成要素・アーキテクチャ
- ・クライアントサーバ型のシステム
- ・クライアントはWindowsPC約30台
- ・ 各種センサーとはPLCを介してリアルタイムに通信を行う
- ・ 監視カメラはアナログカメラ、IPカメラに対応
主な機能
- ・構成機器の死活監視
- ・PCおよびサーバの多重構成による高可用性。24時間365日の無停止運用。縮退運用と自動復帰
- ・キーボードマウスなし。タッチパネルモニターでの操作
- ・各種センサーの状態を大型モニターのマップ表示にオーバーレイでリアルタイムに表示
- ・大型モニターで監視カメラのリアルタイム映像表示、分割表示
- ・過去の録画映像の検索、再生機能。静止画および動画ファイルの切り出し
開発秘話・苦労話
このシステムは無停止運用が大前提となります。開発当初はメモリのリークのため数週間経過後に異常終了するという不具合に悩まされました。ソースレビューを徹底して行った結果、リークを排除できプログラムの連続可動を実現できています。
また
・検知結果をリアルタイムに表示
・多数の機器と常時ソケット通信
・操作性の保障
といった要件を満たすため、スレッドを多用しています。