動画配信サイト
システム概要
動画の投稿と配信を行えるクラウド系システム
業務作業の動画マニュアル、研修動画、広報動画、会社トップメッセージ動画、会社説明用の動画、商品・サービスの紹介動画など、教育・広報・販売促進など活用目的に応じて撮影・制作した動画を投稿し、動画管理者が公開動画の選択、公開日の指定、動画配信許可を行える機能を持ったシステム。
利用業種
- 食品販売業
- ケーブルテレビ局
開発目的・システム導入のメリット及び効果
開発目的
- ・企業内での動画活用を推進する上で、コストが安くインターネットまたはイントラネット上において、デバイスを選ばず迅速で簡単に動画の投稿と動画の配信ができる仕組を構築したい。
システム導入のメリット・効果
- ・動画の投稿や視聴については、マルチデバイスに対応しており、インターネットに接続できる環境があれば、時間や場所を選ばずオンラインでいつでもどこでも動画の配信と視聴ができる。
- ・サーバーインフラに関わる運用・保守にかかわる維持管理費が削減でき、クラウドの利用料についても従量制課金の仕組みとなるため低いランニングコストで運用が可能。
システム特徴
開発言語
- HTML、javascript、CSS:WEBページを制作するためのプログラミング言語。
- AWS Lambda(node.js):投稿動画の保存、動画配信の実行、動画付加情報のデータベース保存や参照などイベントをサーバレスで実現するサービス。
環境
AmazonWebServiceが有する以下のサービスにより環境構築
- AWS S3:動画を保管するクラウドストレージ。
- AWS APIGateway:インターネットを介して安全にデータの交換を行うインターフェース。
- AWS DynamoDB:配信動画の分類や概要説明、サービスを利用できるユーザー、動画に対する付加情報を管理するNoSQL型データベース。
システムの構成要素・アーキテクチャ
- AmazonWebServiceを活用したサーバレスアーキテクチャ。
- *サーバーレスアーキテクチャ:サーバーOS、Webサーバー等のミドルウェアが不要なシステム。
- *構成要素は、開発言語・環境に記載のAmazon S3、AWS APIGateway、AWS DynamoDB、Lambda(node.js)にて構成
主な機能
- ログイン機能:管理者、視聴者画面のアクセス制限
- 動画投稿機能:動画の投稿、動画の付加情報投稿 (動画の説明や投稿者など)
- 動画確認機能:動画公開日の設定、公開動画の許可、動画付加情報の編集、動画の削除、動画のダウンロード、視聴履歴確認
- アクセス履歴管理機能:動画を視聴したユーザーの確認
開発秘話・苦労話
納期が3ヶ月という短期間で、開発当時はサーバーレスアーキテクチャによる開発実例がなく、初の試みとなるプロジェクトでしたが、構成要素として必要となるサービスの特徴や操作方法をAmazonWebServiceのテクニカルドキュメントを参照しながら、手探りで制作を行い、システムの品質基準をクリアしつつ、納期までに間に合わせる精度に仕上げることができました。
開発を進める上で、課題が山積みで様々な開発上の苦労がありましたが、プロジェクトで経験した技術を活かし、今ではAmazonWebServiceを活用したサーバレスアーキテクチャによる開発プロジェクトの引合を多数いただいております。